生で食べるのもよし、もちろん加熱しても濃厚でクリーミーな風味を味わうことができるのが、三陸牡蠣です。
一般的に三陸牡蠣は、11月〜2月頃まで楽しめます。
牡蠣には「真牡蠣」と「岩牡蠣」との2種類があり、美味しく頂ける旬の時期に違いがあります。
今回おすすめの三陸牡蠣は、真牡蠣に分類されます。
有名どころの広島産の牡蠣よりも小ぶりですが、その分味は濃厚です。
岩牡蠣は日本海側で養殖され、真牡蠣と反対に夏がシーズンです。
意外にも年間を通して食することができる牡蠣ですが、お住まいの地域によって消費量が異なります。
とはいえ近年では、殻付きの牡蠣を通販でお取り寄せできるようになりました。
丁寧に専用のナイフや軍手も一緒に入っているので、料亭に赴かなくても、食卓に並べることができるのです。
この一品で、いつものテーブルがぐんとお店に来たように豪華になります。
今回は特別な日に味わいたい牡蠣を紹介していきましょう。
牡蠣の賞味期限はいつまで?
牡蠣はもちろん新鮮なうちに食べることをおすすめしますが、余ってしまった場合に、どう保存しておくかは重要です。
よく二枚貝にはノロウィルスが潜伏しやすいといいますが、通販でお取り寄せした生食用牡蠣は、検査を終えてから発送しています。
とはいえ消費期限を過ぎたものを食べれば、加熱したとしても食中毒や食あたりの危険があります。
どんな新鮮なものでも、必ず5日を目安にして、早めに消費しましょう。
殻付きのものが余ってしまった場合は、ボールに3%ほどの濃度の食塩水をはり、軽くラップして冷蔵庫で保存しておきます。
生の牡蠣を美味しく食べるには?
まず殻付きの牡蠣を上手に剥くコツですが、貝柱に専用ナイフをぐっと入れるとすんなり開きます。
貝柱は大体、殻の真ん中辺りにありますので、中央部分に刃先が届くようにします。
その際にナイフを入れる隙間がないときは、貝殻の隅を砕いて空間を作ります。
牡蠣の貝殻で手を切ってしまうことがあるので、必ず軍手をはめて作業しましょう。
あとはポン酢や醤油をお好みでかけますが、もみじおろしを添えるとさらに食欲をそそります。
牡蠣には栄養素で貴重な鉄が含まれているので、吸収を助けるために、レモンと一緒に食べるのもおすすめです。
たまにどうしても開かない頑固な牡蠣は、耐熱皿に乗せて、湿らせたキッチンペーパーをふわっとかけます。
その上からラップをしてレンジでチンすることもできます。
およそ500Wで3分を目安に、火傷に気をつけながら取り出すと、ふっくらした蒸し牡蠣の完成です。
余ってしまった牡蠣はどうする?
牡蠣は味噌とも相性がよく、余ってしまった場合には、牡蠣鍋にして食べるのもおすすめです。
ピリッと辛みが欲しい場合は、豆板醤やキムチを入れても美味しいです。
このように煮込みにもピッタリ合う牡蠣は、お子様に人気のシチューに入れて洋風レシピに変更もできます。
揚げ物が好きなご家庭であれば、贅沢に牡蠣を2個まとめてパン粉を絡ませて、揚げてみましょう。
食べごたえのあるクリーミー牡蠣フライが、お口いっぱいに広がります。
おつまみとしても美味しく食べる方法で、アヒージョはいかがでしょうか?
アヒージョといえば、ニンニク、鷹の爪、アンチョビでグツグツ煮るだけのお洒落な一品ですね。
この時期の牡蠣エキスは濃厚なので、もしアンチョビがない場合でも作ることができます。
ちょっと粉末コンソメを足したり、塩を振って調整すると、すんなり味が整ってしまうのです。
まとめ
牡蠣は海産物でありながら、和洋どちらでも合うレシピがあります。
滅多に牡蠣を食べない方も、アレンジがきく食材だと身近に感じますね。
また別名「海のミルク」と呼ばれるほど栄養価が高く、クリーミーな味わいを楽しめます。
これからクリスマスや正月を迎える食材のひとつとして、リストアップしてみてはいかがでしょうか。