コミュニケーション

雑談は情報収集と脳を鍛える絶好の時間

雑談と聞いて、みなさんはどんな印象を持つでしょうか。

休憩時間だけでなく、会社にもよりますが仕事中に雑談することもありますよね。
休憩時間の雑談は良いリフレッシュになり、仕事中のちょっとした雑談も、疲れた時の息抜きにもなります。

ここで言う”仕事中の雑談”は、一般常識の範囲内での雑談、ちょっとしたお喋りのことで、ベラベラ長々と無駄話をすることではないとお考え下さいね。
仕事中の雑談が自然と行われている職場、まったく行われない職場があると思いますが、一般的な雑談について、ということでご理解ください。

さて、雑談が大好きな人がいる反面、雑談が嫌いな人、苦手な人、更には苦痛でたまらないという人など、雑談への認識は人それぞれです。

社会人生活をするにあたって、雑談も含めて自然に日々を送れる人は良いのですが、そうでない人も実は多かったりします。

仕事で一番いやなこと、辛いこと=雑談
という気の毒な人も。

このように雑談に対して否定的な考えを持つ場合は、雑談は不要で無駄以外の何者でもありません。

私も以前はそう思っていました。
私自身、雑談は苦手ではありませんが嫌いだった過去があります。
だから雑談に対して否定的な意見はとても良く分かります。

雑談は最高の情報収集の時間

ですが実は”雑談”とは、無駄なようでそうではなく、仕事をしていくうえでとても大切な時間だったりします。

雑談の時間について少し考えてみてください。
無駄な話をしているようで、相手の情報を得ることができる絶好の機会です。

スムーズに仕事をして行くうえで、上司や同僚の考えや方や性格を知ることはけっこう大切だったりしますが、雑談は簡単にそれらの情報を得ることができる手段です。

相手の考え方や性格、そして趣味、家族構成など、雑談することで得られる情報はとても多いんです。
そしてそれらは仕事上でも仕事以外でも、コミュニケーションを取るうえで大切な情報になります。

雑談から仕事の内容へと話が進むこともあるでしょう。
相手との関係性により、仕事上の相談も気軽にできるようになるかもしれません。

適度な雑談をすることで周囲との関係も良くなり、自分自身を仕事のしやすい環境に置くことができます。

仕事をストレスなくするうえで一番大切なことは、人間関係だと私は思っています。
人間関係さえよければ、辛い仕事にも耐えられます。

その大切な人間関係を良くするために必要なのが、適度な雑談なんじゃないかなと。
長年仕事をしていて行きついたのがそこでした。

雑談、大事!

脳トレに雑談

雑談って、難易度が高いという記事を読んだことがありますが、まさにその通りだと実感しています。

私の脳は、日々、円滑に会話するためにフル回転。
仕事をしている時よりも、雑談中のほうが確実に脳の使用範囲が大きいです。

仕事って(職種や環境にもよりますが、私の場合)自分のペースで考えて進めることができますが、雑談はそうはいきません。
どこからどんな球が飛んでくるか分からないので、常にアンテナを張っておく必要がありますし、その球を上手に返すためにもあれこれ考えます。

相手の意図を察知して、自分の中で最善の答えを返す。
自分の中に浮かんだ答えでどれが一番的確か。
相手を傷つけないことは最重要。

常に頭はフル回転。
脳トレに最適です。

そしてある日、
もしかして老化防止になるんじゃない?
と気付いてからは、更に雑談肯定派になりました。

偉そうにいろいろと並べていますが、私も日々勉強中です。

嫌いでも苦手でも苦痛でも、日々の生活を送るためには避けて通れないのが雑談です。
無駄だと思わずに、自分にとってプラスになることだと考えて、雑談力を鍛えてみるのも良いと思いますよ。

雑談力=コミュニケーション能力
これは結果的にあなたの総合的な評価へと繋がります。

雑談力

ところで、雑談力について書かれた本が何種類か出版されているんですね。

『永遠の0』や『海賊と呼ばれた男』で有名な百田尚樹さんも、まさに『雑談力』というタイトルの本を書いているようで、つい最近知りました。
読んでいないので内容は分かりませんが、雑談力というタイトルから想像すると”雑談ってすごいパワーを持ってるんだよ!”ということで良いのかな、と思います。
違ってたらすみません。

興味がある方は読んでみると良いかも知れません。
自分が読んでいないので、おすすめですよ!と自信をもって言えないのですが。

雑談って、面倒なときもあるけど、苦痛でつらい時もあるけど、苦手なひとも多かったりするけど、頑張って克服する価値のあるものですよ。

と、声を大にして言いたい!